老けて見える方の特徴として、アンチエイジングなお悩みとともに首肩痛や頭痛のトラブルも合わせて抱えている方は多いです。
そして、呼吸をする回数も増えて、全身の筋肉が緊張している方は少なくありません。
呼吸数が増加すると、呼吸補助筋とよばれる斜角筋群や胸鎖乳突筋をはじめとする呼吸補助筋が呼吸の主動筋である横隔膜よりも過活動になっている状況です。
呼吸は1日22000回と言われており、首肩で22000回筋トレをしている状況から慢性的な痛みになっている可能性があります。
また、呼吸数が増えることで細胞内へ酸素が適切に届いていない可能性があります。
どういうことかというと、血液内にあるヘモグロビンが酸素運搬を担っていますが、ヘモグロビンから酸素を切り離して、細胞へ送るには、二酸化炭素の働きが必要になるからです。
呼吸数が増えて、酸素は血液内に沢山増えてはいるけれど、肝心の二酸化炭素が減っているために酸素が細胞に届かず、酸欠状態になっている可能性があります。
酸欠になったお身体は、血中PHが低下して交感神経を刺激します。慢性的にイライラしやすいのはこのメカニズムゆえかもしれません。
このような状況の心身を改善するために、深呼吸を頑張っていますという方もいらっしゃいますが、なかなか改善はしないというお声はよく耳にすることです。
呼吸には、大きく分けて二つの種類があります。
行動性呼吸と代謝性呼吸です。
行動性呼吸は、意識して行う呼吸のことで、深呼吸やヨガやピラティスなどの呼吸エクササイズがこれにあたります。
対して、代謝性呼吸は、脳幹部の呼吸中枢で無意識に制御されます。
深呼吸でリラックスできない、頸肩痛や頭痛が慢性的で、老け見え姿勢の方はこの代謝性呼吸に問題があります。
代謝性呼吸は、酸素と二酸化炭素の量そして血中PHや自律神経、ホルモンなどから影響を受けます。
代謝性呼吸を改善するには、①呼吸する回数を落とす ②栄養の質と量を改善することが大切です。
つまり、運動と栄養の双方が大切になります。
今回は、運動での改善方法をお伝えします。
<キャットブリーズ>
四つ這いとなり、背骨を丸めた状態で息を5秒吸います。丸めた状態をキープしたまま5秒肋骨を下に下げて息を吐きます。息を5秒間止めます。これを5回繰り返します。
姿勢を制御している脳は酸素をエネルギー源にしています。
酸素を細胞の隅々に届けたイキイキとした心身になるためには、呼吸回数を落とすことが大切になります。
564-0051
大阪府吹田市豊津町56-5
パーソナルトレーニング
OHISAMA
LINE @051mocnm