こんにちわ。
先日、小規模保育園へ巡回相談にいきました。
園内でハイテンションになってるお子さん。お昼寝の時間になっても眠れない状況が連日続いているとのこと。
走り回って、他のお友達ともトラブルになっていました。先日赤ちゃんが生まれて環境が変わり、生活リズムが変わってしまったことも原因のようでした。
先生も悩んでいて、自分の保育に自信がなくなっているようでした。
ミカン箱ほどの段ボールを用意して、布団を敷き詰めて、大好きなぬいぐるみをつめて箱に入ってもらい、先生と私でサンドイッチしながら圧迫刺激を加えました。気に入ってくれたようで箱の中で落ち着いてくれました。
ウトウトし始めた時、お友達の寝言泣きでイライラしてしまう様子があったので、肩甲帯周囲、腹腔周囲へお子さんの呼吸に合わせてマッサージ。「気持ちよい」と言ってくれて、開いていた瞳孔や浅い呼吸、早い脈拍が落ち着いてきました。最終的には寝てくれました。
ほかのお子さんもいる中での声掛け、設定した保育の進行が難しくなるなど先生のお悩み。先生の悩みは当然だと思います。
まとめなきゃいけない状況。1人のお子さんにかまっていることが難しい。ほかの子に我慢させている、先生として複雑ないろいろな感情が湧き出ていたと思います。
先生のお話を傾聴しながら、「こういうお子さんと関わることは実はほかの子にもメリットがありますよ」と話しをして、参加する形は違っても空間を共有することは全員にメリットがあることだとお話しさせて頂きました。
先生から「この子はここにいていいんやね」と言ってもらえて寝ているお子さんを段ボールでサンドイッチしながらふっと一息をつきました。
先生自身の呼吸も落ち着いていたのかもしれません。
ちなみに寝かせようとしてマッサージしていたわけではなく、覚醒と緊張を下げるために固有受容器にアプローチしていました。結果として感覚刺激を相手の呼吸、自律神経反応をみながら関わることの大切さを実感しました。
先生の一言で場の緊張感が下がり、改めて、自分も環境の一部だなと学びました。
お日さまでは、保育園や幼稚園の巡回相談を行っています。
お子さんの発達のお悩み、先生方へ心身のコンディショニング指導のご依頼はお気軽にお問合せ下さい^^
巡回相談先での出来事