運動が得意になるための豆知識

こんにちわ。

0~3歳までのお子さんがいる保護者の方へ、運動が得意になるために知っておいた方がよい知識をご紹介します。

Contents

①神経発達

②発達の法則

③早期教育の影響

 

①神経発達

脳の神経発達は3歳頃に80%、6歳頃に90%、12歳頃までに100%に達するといわれています。特に、0~3歳頃にかけての時期は、脳の発達が目覚ましい時期といわれ、環境づくりが最も大切な時期です。脳は適切な時期に刺激を与えること成長します。

 

生まれたばかりの赤ちゃんの脳は、親子のふれあいや見聞きする体験すべてが良い刺激となり、神経ネットワークをつなげていきます。神経細胞同士を繋ぐシナプスの密度は生後8か月から1歳頃にかけて人生最大のピークを迎えます。

中でも、以前のブログでお伝えした、7感の感覚系シナプスと筋肉を動かす運動系のシナプスほぼ1歳で完成するといわれています。

つまり1歳までの感覚運動遊びが大切となります。

 

 


②発達の法則

「中枢から末梢へ」という発達の法則があります。ここで言う中枢とは、体の中心部である首や体幹を意味しています。末梢とは体の末端である手足を意味します。

 

赤ちゃんの発達を観察するとわかりやすいのですが、首が安定することで、眼の運動が滑らかになります。

その結果視野が広がり、外の環境に興味をもち、手を伸ばしたり、動こうとする様子がみられます。

すなわち、首という中枢が安定することで手足が使いやすくなるということを意味します。

首や体幹が安定すると、手足や目が使いやすくなり、球技がしやすくなったり、バランスをとる遊びが行いやすいです。

 

中枢が安定することは運動が得意になるためには必須なことです。


③早期教育の影響

公園や屋外遊びの制限の影響もあり、低年齢から通える運動教室が沢山あります。水泳やサッカー、体操など江坂地域でも様々な習い事があります。

しかし、小さいうちにスポーツスキルに特化することでの問題があります。

運動能力が低い状態でスポーツ特有の体の使い方に偏るとケガにつながります。

実際に整形外科の現場では、小学生で肩や膝、腰が痛めてしまい、治療に通っている子どもと関わってきました。

このようなお子さんの場合、筋骨格への負担が大きく、アスリートピークが早くきてしまい、選手生命も短い傾向にあります。

ではどうすればよいか?

多様な運動を経験してもらう。

走る、投げる、回る、飛ぶ、わたるといった運動を遊びの中で沢山経験してもらうことです。

個人的には小学校低学年までは、スキルに特化することなく、公園やアスレチックなど環境下での運動をたくさん経験するとよいのではないかと感じています。

 

 


まとめ

生まれたときから、5感を刺激する遊びを提供し、乳幼児期はいろいろな環境で多種多様な運動経験を積むのが大切です。

 

 

 

 

 

 

 

 

運動が得意になるための豆知識

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)